愛宕の火祭り


おやまははんじょぉ

しんたぁいけんご

ろっこんしょぉじょ

わっしょい、わっしょい!


お山は繁盛

身体堅固

六根清浄

わっしょい、わっしょい!

 

小さいころから夏休みの最初にあるこのお祭りへの参加が好きだった。

お腹がすかないように、町内のお母さん方が握ってくれたおにぎりを食べる。

一人一人自分の松明をもって、お守りをぶら下げて、陽が落ち始めると同時に出発する。

最初は細い松明も年々太いものが持てるようになるのが少しうれしかったりする。

参加する側なのに、松明のきれいさに感動した。


沿道からは今年もこの時期がやってきたとみんなが声をかける。

「がんばれー!」「声出てないぞー!」

ちょっぴり恥ずかしくって、でも誇らしくって。

年に1回この沿道でだけ顔を合わせる人がいたり。


 

愛宕山を登っていく。
心も体も丈夫に、そして愛宕山の恵みを願って感謝を込めて、愛宕山から見える土地や人々を思い浮かべながら。


家に帰ってきたら、毎年お祭りの日にばぁちゃんが買ってくれる

田楽餅が待っている。

ばぁちゃんもこの田楽餅に家族の健康を祈って。

 

 

 

 

 

 


大人になって、いつの間にか参加する側じゃなくなっても

大きな声じゃなくて沿道で、掛け声をつぶやく側になっても

このお祭りを見ないと、私にとって夏は来ない。


 

皆さんにとってもそんな置賜はありますか?

読んでくださっておしょうしな。

 

いーちゃん

 


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いーちゃん

いーちゃん

元気ににやにやしながら置賜を飛び回ります。 主に置賜のカフェをめぐるのが好きです。 置賜の素敵なところを写真で届けられるように日々修行中!置賜を切り取るぞ!
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