ここは置賜・米沢市本日は伝統工芸に触れるために
市内から5キロほど離れた笹野地区にやってまいりました。

今回は「笹野一刀彫」の絵付体験に参加しました。

家にひとつは必ずある、笹野一刀彫は
杉鷹山公が豪雪で閉ざされる農家の副業として奨励したとされ、
200年以上の歴史があります。

その昔、笹野地区の農民によって作られた笹野一刀彫は「コシアブラ」の丸太から削り出されます。
コシアブラの若芽は山菜として食べれるのです。おいしいヨ!

光沢があって美しいコシアブラの材質は柔軟性と粘りがあるので一刀彫に最適。

その際に使用される道具が「サルキリ」や「チヂレ」と呼ばれる刃物です。

この独特な刃物を使って削り出し、着色されたものが笹野一刀彫です。
技法はアイヌの「イノウ」といわれていて、笹野にはアイヌの遺跡もあるんです!

笹野一刀彫の中でも代表的なのが「お鷹ぽっぽ」です。
「ぽっぽ」はアイヌ語で「玩具」の意味です。

絵付体験ができる笹野民芸館へやってきた!

2種類のサイズからお好きなお鷹ぽっぽを選びます。
21cm・・・・800円
24cm・・・1,000円

私は21cmを選択しました。

小学生でも簡単に絵付ができるように、
くちばしなど、予め色が塗ってあるところがあります。

※写真のまゆげは最初はついていません。
 

講師のお手本を見ながら進めていきます。
まずは後ろの羽から黒墨で絵付します。

ポイント:たっぷりと墨をつけて大胆に描く!

また、眉毛、目、目の輪郭、口などを順に描いていきます。

ポイント:左側から描いていくこと。描きにくい方から先に描くことで左右の顔のバランスがとりやすくなります。

目はダルマと同じく最後に入れるのかと思いきや、
お鷹ポッポは最初の方に描くのでちょっと驚きです。

続いて、お鷹ポッポの絵付の中で一番の難所!
身体の模様を描いていきます。
今までは「左」から描いてきましたが、擦れて汚れないようにするため
模様は「右」から描いていきます。

模様の数は場所によって違います。
右から「2つ」「3つ」「3つ」「4つ」「3つ」「3つ」「2つ」ずつ描く
きれいなそうな^^

ポイント:大きく「U」の文字を書くようにするときれいに描けますよ。
私はなぜか「V」の文字になってしまった(笑)

そして足を描きます。
木にとまっている感じを表現するために爪は鋭く、
力強く描くのがコツです。

最後に金色を目とくちばしの横に入れたら完成です!

じゃーん!

つっこみたい箇所が多々ありますが…
愛着の湧くお鷹ポッポが完成しました。

絵付する人の個性が出るようで、
同じ手順で絵付しても、それぞれ
お鷹ポッポの顔立ちが違います。

抱いて眠りたい…

魔法のように、一刀彫が次々に切り出される様は
なんとも美しい。

絵付体験をしてみて…

こうして体験しないと、わからないことが
沢山あって、お鷹ポッポを気にも留めなかったら
今も家にただ飾られているだけの置物になっていたかもしれません。

でも、こうして職人さんとお話をしながら
実際に絵付をすることで伝統工芸への思いが
自分の中で変化しました。

今世の中に溢れている大概のものは
大きな工場で沢山生産されたものです。

そんな中で、ひとつひとつ心を込めて
人の手によって作られているものがあることを
皆さんに知って貰いたいです。

実際に触れて見てください。
じんわりと情熱が伝わってきますよ!

オフィスに飾ってみた。

なかなか癒される…。


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ちかっぱち

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ライター兼meets8編集長 ぐずらぐずらしています。
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