むくりぶなのすゝめ

置賜に来てから初めて出会った食べ物は多々あれど、これほど食べてびっくり！と感じた食材ははじめてかもしれませんぞ。

その食材こそは…

『むくりぶな』 😯

前々から気にはなっていました。

置賜は鯉のうま煮なんかもおいしいし、きっと「ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!」ってなるんじゃないかな、と。

で、お店で見かけて、さあ、買おう！と手に取ると、なんとお値段￥1,500（税込）。
別の意味で、ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ;;)━━━━!!
その年はさっさと諦めたわけです。

大体味もわからないのに、そんな冒険できないわということです。

でもそこは食いしん坊、気になるものは気になる。おいしいものアンテナがぴんぴん立ってどうにもおさまらない。

で、次の年に見かけたときについに購入。
（私は川西町森のマルシェさんで購入しました。森のマルシェさんの昔の記事はこちら）
お気楽旦那さんに「買ってもいい？」と一応お伺いしつつも、心の中ではすでに購入決定。

これがむくり鮒（ぶな）
置賜地方では、川西町の玉庭地区で生産が盛んです。
この地味〜な見た目からは、想像もつかない工程を経て出来上がっているらしい。

フナの内臓を取り
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ペろんとめくり（むくり）
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めくったら水で洗って、網で焼く
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焼いたフナを冷凍庫で一晩寝かして
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高温の油で２度揚げする
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むくり鮒用のタレにくぐらせて出来上がり！
という、何ともこんなにちっちゃいのに手間暇かかったお品なのです。

「フナと目が合っちゃうよー！」というそこのあなた！
良い解決策があります。それは・・・
素早く目をそらす！
そう。そうすれば何の問題もありません。(*°∀°)=3

さあ、食べてみよう！

カリッカリ！香ばしい！うまい！
ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!」ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!」ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!」
想像をはるかに上回る美味しさでした。これにはビックリ！
きれいに洗ってあるから臭みもなく、二度揚げしてあるから、カリッカリ。大人にうれしい通好みな苦味がほんのりあって、味付けの甘じょっぱいタレが良く合います。ウマー。

食べると豊富なカルシウムを感じます。
妊婦さんや子どもにも良さそう、ごはんのおかずにもいける。
もちろん、お酒のアテにももってこい！

冬の間しか出回らないし、全国に流通していない“幻の”逸品だと思います。
魚派でお酒好きな方には、気の利いたおみやげになりそう。
1,500円払う価値は、あると思います♡