米沢らーめんの製麺所の工場直売イベント「めんこい祭」に行ってみた。～岸製麺所～

ふと、車に乗りながらみかけたチラシに目がとまった。

岸製麺所の工場直売イベントだ。

気になったので、ネットで情報を探してもなかなか出てこない・・・余計に気になる。

米沢らーめんの工場直売は米沢ならでは！地域密着な感じが嬉しい。

米沢らーめんは、悪いが正直今まで米沢らーめんをそこまで美味しい！！と思ったことがない。

好みの問題かと思うが、九州のこってり麺を経験すると、さっぱり味がなにか物足りなくなるのだ。

有名な米沢らーめん屋に何軒か行って食べてみたが、う～ん。。。普通？という感じだった。

そんなイメージを払拭させるべく、今回はイベントに行ってみる事にした。

１１時くらいに工場につくと、のぼりがまず目にはいる。人も結構並んでいる。

自転車や三輪車がいっぱいとまっていたので、やはり地元の人に愛されているイベントのようだ。

工場の前に、テントをたてて、麺やスープの販売、らーめんの試食、奥ではらーめんの手揉み体験ができるようになっていた。

麺の量が試食の域を超えている。普通に一食分くらいある。

子供は食べきれなくて残している子もいた。なんて太っ腹なんだ岸製麺所！！

家でお昼ごはんを作らなくてもいいんじゃない？という開放感で、思わず小躍りしそうになった。

味は・・・茹で加減ばっちりで、スープも美味しい！ちなみにこの時のスープは、売っている、岸製麺所がオリジナルスープらしい。

作っているところをよく見たら、スープの大きな鍋に、そのスープを開けて入れていた。

タレとお湯の割合が適当にみえたけど、味はバッチリだった！

そこはさすがプロを感じられた。

中学生までの子供対象と書かれていたが、子どもと一緒に大人もやらせてもらった。

手揉み体験なんて、やったことないから貴重な体験だ。

１．一玉をほぐします。

もし、量が多い場合は２つに分けてやるとやりやすいらしい。

確かに１玉って大きくて、男の人なら手のひらに収まるが、子供や女の人には多い量かも。

私は手のひらが元々小さいので、余計にそう思えたのかもしれない。

あんまりやり過ぎると切れてしまうのでほどほどにとの事。

子供も一生懸命にやりますが、超ストレート麺。結構力がいります。

お店の方が一組ずつ、丁寧に教えてくれました。

手揉み体験できるって楽しい！！

体験した麺は、無料でお土産で頂けました。なんとスープも付けてくれたので、ほんとに至れりつくせり・・・

今回買ったのは、うこぎ麺、わかめ麺、生うどん、あとは手揉みした麺です。

早速次の日に食べてみた。
麺にわかめが練り込んであるのか、緑色をした麺だった。
和風麺なので、めんつゆでいただきます。
３分～３分半で茹でて、水で締めます！

のどごしがつるっとしていて、マジ旨！！
わかめの味・・・はしないかな。でも、麺の食感は最高です！
これはいい！うまいうまい！

子供も初めは警戒していたが、一口食べたら、夢中でほうばっていた。

子供と二人でぺろりと完食！でも、量が多かったので、十分でした。

米沢の名物のひとつに垣根を食べるという「うこぎ」を麺に練り込んであるものを食べてみた。
みかけは、わかめ麺と同じで緑色。わかめよりつぶつぶが濃い気がする。

食べてみると・・・後味によもぎのような草の風味がする。健康に良さそうな感じが出ているので、これは変わり種でいいかも。

のどごしは、普通。わかめ麺を食べたあとだったので、感動が薄れたか？

２，３日常温に置いて熟成してから食べてくださいと言われていたので、３日目に食べてみた。
もみもみが足りなかったのか、だいぶストレート麺。まあ、それもご愛嬌。

一玉ずつ、たっぷりのお湯で茹でるべきところを、３玉を一気に茹でた。だって、みんな一緒に食べたいし。

・・・もちろん失敗。

鍋の中は、大量の麺と粘着性のあるお湯に変化していた。。。

似たような事を以前もやったような・・・と過去の失敗が脳裏によぎる。

最終的には、茹で過ぎのようになって、微妙でした。

麺がかわいそうなので、今度はちゃんと一玉ずつ茹でてあげようと思いました。

スープの味は・・・本場のとんこつには程遠いが、子供はスープをいっぱい飲んでいた。

この麺には、やはりさっぱり醤油味のスープが合う気がする。試食のスープはすごく美味しかった。

＜生うどん＞

今回は、冷やしうどんで、めんつゆで食べてみた。

これは、つるつるで美味しい！！弾力があって食感もいいし、好きな麺だ。

のどごしがいいもんで、つるつると完食！あまりにあっという間に食べたので、物足りなくて、違う麺も茹でて食べた。

らーめんについて、色々な情報を載せているようです。
めんこい通信　NO.6から、へ～と思ったことがあったので、ご紹介。

美味しい麺とは、グルテンが十分に組成している麺のことだと・・・

このグルテンをしっかり組成させるのに必要なのが熟成（ねかせ）だと・・・

この前ご年配の方に食べていただく機会があって、作りたての麺と熟成麺を食べ比べてもらったら・・・

そしたら何と！！

作りたての麺の方がソフトで美味しいとの評価が多かった

麺職人の常識が崩れていく・・・

美味しさの評価も年代で変わる
そうか・・・

お年寄りや小さい子は軟らかい麺を好むのかもしれない

熟成が短ければよりソフトにまた、小麦の旨味もわかりやすい。

でも茹で過ぎはダメだ。
必ずタイマーで計ってくれ。

こう書かれていると、食べ比べをしたくなるな。。。

そーんなに好きではなかった米沢らーめんですが、好きになってきました。

こってり、さっぱり、太麺、細麺、ストレート、縮れ、この違いを楽しまなければ！

ちなみに、このイベントに行った後から、何かと工場で麺を直接買うことが多くなりました。

イベントも何度か足を運びましたよ。時々、バルーンで色々作ってくれる人を呼んでくれたりと、イベントを楽しくしてくれているようです。

すっかりリピーターになってしまいました。